2024年8月14日から8月31日まで

 


8月14日(水)

職場でビアガーデンに行く。雨が降っていた。これと言って記したいこともない。

 


8月15日(木)

帰宅して、妻とタイのお土産のカレーを食べる。それとブロッコリーの素揚げを作ってくれる。美味しい。ドラマ『海のはじまり』をみる。有村架純がずっと不憫だ。ちゃんと報われてほしい。

本当に離婚するのかなぁと何度も話す。それでも、やっぱりこのままは無理だよね〜となる。

 


8月16日(金)

仕事終わりに両親のマンションに行く。離婚の話は事前に入れていたものの、会って話すのが憂鬱で仕方ない。向かっている時の地下鉄が暑くて腹が立つ。真夏だぞ。

到着すると、食卓に生のちらし寿司やウニなんか並べられていて、分かりやすく励まされている感じがして、ウッとなる。でも、おれの話を否定することなく聞いてくれて、さらに手遅れになる前に、今お互いに協力しながら最後までやれたらそれはそれで幸せなことだよね。たった3年だったけどあんなに良い家も建てられて、辛いことたくさんあったかもしれないけど、頑張ってやってきて、今もそうやって仲良くいられて、何が正解かわからないけど信じた道に進めれば幸せなことかもねと言ってくれた。最後には二人のこれからを応援すると言ってくれる両親には、感謝してもしきれない。

離婚の話が区切りついたあとに、台湾の話などをして帰宅。妻に報告して、ぽろぽろと泣く。

 


8月17日(土)

不動産屋さんが家の査定にきた。たくさん褒めてくれたけど複雑な気持ち。昼は二人で近所に新しくできたラーメン屋に行った。美味しいと言って食べる。夜は、FODに加入して『最高の離婚』を観はじめる。こんな話だったっけ、瑛太の役こんなにヤバいやつだったっけとか言いながらワインを飲みながら観進める。

酔って、「離婚だな!」って言いながら指切り。

 


8月18日(日)

朝から一緒に出かけて、カフェで勉強してお昼はカプリチョーザでトマトとニンニクを摂取して、夜は生姜焼きを作ってくれた。これからたくさんご飯を作るねと言ってくれる。離婚したら猫を飼った方がいいといわれて、確かにそうだなと思い2人で色々調べる。ありとあらゆる可愛いが見つかってしまう。猫は可愛い。

妻は猫みたいだった。

 


8月19日(月)

朝6時、やっぱりさみしい。これからずっと一人で生きていくのか?死ぬ時も?病める時も?健やかなる時も?コンビニで美味しい惣菜を発見した時も?

 


8月20日(火)

家の菜園でとれた大葉を使ってタコのペペロンチーノを作った。成功。一人になったら料理することがもっと減るだろうな。

 


8月21日(水)

外での打ち合わせから直帰して妻と焼肉にいく。なぜか気が大きくなってごちそうするぜ!となり、モリモリ食べる。この焼肉屋さんに行くといつもカラオケに行きたくなる。誘ってみると喜ぶ妻。いつも通りが嬉しい。歌う曲の全ての歌詞が今の状況に色んな角度から刺さってくる。J-POPの汎用性おそるべし。

 


8月24日(土)

立て続けに2社の不動産屋の査定を受けて疲れた。建てた時もそうだったけど、わたしたち夫婦はどうしても、元気で調子の良さそうな営業マンよりも堅実そうなひとに仕事をお願いしたくなる傾向がある。

 


8月26日(月)

心身ともに忙しいなあ。

もう2か月を切った大事な難関試験。離婚への気持ちの整理、揺れ動き。家を売却するための検討もろもろ。売れた後の引越し作業。今日から育休をとった同僚の分の業務激増。新生活への希望などなど。

 


8月28日(水)

私生活とか関係なく単純に仕事が忙しい。仕事では効率化とか大好きで、残業しないマンだったのに、この痺れる忙しさの前には無力。ザ・残残残残業。

 


8月29日(木)

妻から、朝の日課のランニング中に転んだとLINEがきた。いつもは妻が戻ってくる前に出発するけど、心配だったから、自転車の空気を入れることにして、さりげなく外で帰りを待っていた。妻、おれを見つけるなり手をブンブン振ってニコニコ駆け寄ってくる。かわいい。まだいてくれたら嬉しいなと思っていたと話す。その後少し泣きそうな顔をしていた。妻も情緒が色々と大変なことは見て取れる。わたしたち、これからどうなっていくのか。

夜、いつもよりは早めに帰れたので、妻を焼鳥に誘う。お互いに少し気を遣いながら、仕事の話やお店のメニューが変わったねなんて話をしながら帰路へ。途中のコンビニで妻がたくさん期間限定のビールを買ってくれる。妻はずっと前からビール大手メーカーの新発売があれば必ず買ってくれていた。おれに思うことはたくさんありながらも、好きでいてくれることには間違いがなくて、それが夫婦としては継続できなくなった。

 


8月30日(金)

早朝に出発して東京へ。

過密スケジュールをたのしんで御苑前のホテルで死んだように眠る。楽しかったこと、嬉しかった出会いの数々は胸にしまっておく。

 


8月31日(土)

行こうとしていた『行方不明展』の決済を忘れていたようで、予約が流れていたことに当日気づく。悲しすぎる。なんとか切り替えて神保町を散歩したり、ゴジラ70周年記念公開の『キングコング対ゴジラ』を観るなどした。ゴジラキングコングも愛おしい。

いい時間になったので、日本武道館へ向かう。九段下に向かうときは『大きな玉ねぎの下で』を聴いて、着いてからは『LIFE』を聴いて向かう。就学前から母親に小沢健二の曲の手書き歌詞カードを渡され、英才教育を受けて育ってきたおれが無事LIFE30周年の再現記念ライブに辿り着きました。母親に、「女手一つで育ててくれて野球も続けさせてくれて、おかげで甲子園までこれました本当にありがとう」みたいなテンションのLINEを送る。

ライブは人生のご褒美みたいだった。アルバム再現が始まる前の、『強い気持ち・強い愛』でなぜか号泣。生活で色々あってから、きちんと泣けていなかったからか、とめどなく流れてきた。泣きすぎて隣のお姉さんに三度見されたけど、お姉さんもその後泣いてたな。

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2024年8月9日から8月13日まで

8月9日(金)

テレビニュースは鹿児島の地震を報じている。オリンピックの話題に変わると卓球の張本選手を取り上げていた。泊まっている格安ホテルに簡単な朝食がついているというので、どれどれどんなものかと食べに行くと、全て美味しくて驚く。四人席しか空いていなかったので、日本人の若いカップルと相席をして食べる。カップル、向かいあうのかと思ったら横に並んだので、わたしと2人が向かい合うというフォーメーションになる。彼氏がルーロー飯を食べて「美味しい美味しい」と言い、彼女は頷く。

朝からはりきってお出かけをする。Uberでタクシーを呼んで街の風景を楽しみながら。華山1914という、やたらクリエイティブなアート空間に到着。ちいかわの展示がやっていて、ほぉーんと眺めていたら中国語の女子たちに「ちいかわちいかわ」と言われながら写真を撮られる。あきらかにおれも含めて撮影していた。全く似ても似つかないのだが。

お目当ての書店「青鳥書店」に到着。入店後すぐに店内のBGMのサニーデイ・サービス『コンビニのコーヒー』が耳に入ってくる。それだけでもう、嬉しい。本棚を眺めたり、座ってコーヒーを飲んだりして過ごす。誰にも気を遣わずに過ごす時間が嬉しい。一体本当の自分とはなんなのか。少し怖くなる。

周辺を少しウロウロして、ジュンク堂明曜店へ。日本のお店だらけの百貨店の中にあり、海外にいる気がしない。おまけにジュンク堂は日本の本しかない。日本語だらけ。目当ては御書印だったので、レジへ。御書印は毎回書店員さんとのちょっとしたやりとりとか、書いている様子を眺めるのが楽しいのだけど、奥で淡々と書かれて料金を徴収されて終わる。さみしい。

昼食難民になってあちこち巡る。百貨店のフードコートはどこも激混みで、ちょうど良いところが見つからず台北101へ。バカでかい建物に、贅沢に空間を使ったフロアに並ぶブランドショップ。合わない!それでも広いフードコートでようやく食事にありつける。それにしても台北のお店は全然お酒の取り扱いがなくて悲しい。食事と飲酒は別物という文化だそうで。食べたあとは超高速なエレベーターに乗って高いところに登った。地上何階だったかは忘れた。高いなあと思ったけどそれ以外の感想はあまりなし。エレベーターの列の途中に、テンション高く記念写真を撮ってくれる観光地ならではのゾーンがあり、そこは絶対に通らないといけないので萎縮していたが、係のお姉さんが「…☝️??」と無言で尋ねてきたので、「☝️」で返して撮られずに通過。一人で撮られる準備はできたのだが、気を遣われて通過できてしまった。

たくさん歩いて疲れたのでホテルへ避難。だらだらとスマホを眺めてしまい、21時過ぎてから近くの火鍋屋に行く。完全にハズレの店で意気消沈。明日にかける。

 


8月10日(土)

朝ごはんは士林駅のセブンイレブンのホットサンドにした。店内で焼いてくれるやつ。台北セブンイレブンは色々あってすごい。タクシーで国立博物館に行くも、特に感動はない。ミュージアムショップで少し浮かれたTシャツを買う。妻ちゃんに買ったら着るかな、などと思うも離婚かあとなる。バスで士林駅へ戻って駅前でフライドチキンを頬張りながらコンビニのビールを飲む。酒を飲んでいる人間が全然いない。MRTで淡水へ。あいにくの天気なので、海はあまり綺麗に見えないけど、雰囲気が良い。

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海をバックにタイマーで自撮りしてみようと思いつくも、10秒の感覚がずれすぎていてまぬけな表情が写される。撮り直しはしない。

何気なく見上げた先に、テラスと「書店」の文字を見つけて立ち入ってみる。

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海と猫とビールと本棚が傷心のわたしを迎えてくれる。こんな嬉しい出会いはあるだろうか。本を2冊買って、カウンターで台北クラフトビールをいただく。女性の店主さんがGoogle翻訳を使って話しかけてくれる。「この店をどうやって知りましたか」「見上げたら見つけました」「村上春樹を知っていますか」「もちろん知っているけど、ちゃんと読んでいません」「どんな本を読みますか」「日記が好きです」

もう一人の店員さんの就学前くらいの娘さんがずっと店内でディズニー塗り絵をしている。白い恋人をあげると「ありがとう」と言ってくれる。かわいい。隣にきて一緒に塗り絵をはじめる。おれには分からない言葉で何かをたくさん説明してくれる。

結局2時間も滞在してしまった。この店に出会えただけでも台北に来た甲斐があった。また必ずくると伝えて退店。もっと淡水を散策する予定だったのに、かなり狭い範囲だけの移動で後にする。MRTから見える海を動画で撮影する。おれはこの先、誰とどうして生きていくんだろう。

最終日の夜なので、夜市を思い切り散策するぞ!と意気込んでいたのだけど、雨、雨に次ぐ雨。雨粒の大群。

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Twitterでやたらとみんながおすすめしてくれた、カリカリしてもちもちする球を買って腹をもたせる。確かに美味しい球だ。生きてきて一番美味しかった球だ。

結局ホテルへ戻って近くの夜市からUber eatsでたくさん注文して食べる。Uberなのに夜市なのでやたら安くて美味しくて驚く。嬉しい。明日は早起き。プーケットにいる妻から、お揃いのタイパンツを買ったとLINEが届いている。なんだおれも気にせずTシャツを買えばよかったよ。


8月11日(土)

早朝に出発して桃園空港へ。お土産を買い込む。あっという間に札幌についた気がする。駅のホーム内でサッポロのソラチエースを飲んで、帰ってきたことを実感する。職場に寄ってお土産を置いて少し身軽になってき帰宅。


8月12日(日)

昼に起床して台北のホテルでもらったパンを焼いて食べる。美味しくてびっくりする。賃貸も置けそうな壁面本棚を探してみたり、ぼーっとしたり。試験勉強をしなければいけないのに。なんだか何もできない。新しい生活はきっと悪くはないけど、それまでが寂しい。今夜は妻がタイから帰ってくる。数日離れてどんな気持ちだったかな。おれは、一人でいるイメージがしっかりできてしまった。妻を溺愛してしまったけど、本来こういう一人を楽しむ人間だったなあと、気ままに旅行をして少し思い出した。

妻は帰宅して旅行の話をたくさんしてくれる。いつもより少し王様感が強くて笑う。ちゃんとかわいい。お土産もたくさん買ってきてくれた。おれが喜びそうなものばかりだ。本当におれのことをよく分かってくれていた。それなのにおれは違った。もらったタイパンツを履いて寝る。かわいくて軽くて快適だ。


8月13日(火)

ただでさえ社会復帰が辛いのに、上司からは年上後輩のサポートをもっと手厚く頼むと別室で指示があった。がんばります。

家、どんな流れからか分からないけど、初めておれからも離婚しようと言った。決心していたことを口にした。明日も生きます。

2024年7月27日から8月8日まで

 

 

 

7月27日(土)

夜中に離婚を切り出されて、朝方まで眠れなかったけどいつの間にか寝ていた。こんな時も寝起きの口はきちんと臭い。

2人とも目を覚ましてもベッドから起き上がらず、話の続きをする。改めてその理由を聞かされる。ちゃんと頭では分かっていたこと、ずっと話していたことだ。必死にならなければいけなかったのに、できなかった。おれが悪いのだろうか。それとも限界だったのだろうか、まだ分からない。少なくとも今はこのまま別れてしまうなんて受け入れられない。変われるところから変わらなければならない。いくら遅いと思われても、行動しなければ終わる。

今日一日、何度も妻と話をする。辛い話をしながらも、たまにふざけたりする。


7月28日(日)

おれと離れていい。この先の人生にいなくていいと思われてることが何よりも辛い。色んな問題があったとしても、もう存在だけで上回ることもできないという現実だけで胸がぎゅっとなる。

妻は来月のタイ旅行に一緒にいく友達と打合せのために出かける。母親の誕生日だから、妻と母の3人のグループのLINEにメッセージを送る。妻もおれの直後に送った。いつもどおり。

一人になって途端にしんどさが加速してくるが、くよくよしてても悪い方向に進むだけだと思い、フジロックの配信をみながらルームランナーで走る。

走っても走っても前に進まず汗が落ちてくるだけ。

 


7月29日(月)

夜中に、「家を売ってローンの残債が残らないなら離婚したい」とほぼ正式に告げられる。もうこれは勢いではない。2人で頑張って建てた家と住宅ローンが今私たち夫婦を繋いでいる。逆に言えば、それだけが妻の足枷になっている。

また夜中までたくさん話して、朝あまりに具合が悪かったので2人で休んじゃおっかと言って仕事を休んだ。実際に本当に具合が悪かった。食欲はあるので何を食べようかと言っていたら、デリバリーでスタバのドーナツやらパイを頼んでくれた。ありがたくいただく。今クール惰性で見ていた『くるり〜誰が私と恋をした?〜』という、めるる主演のドラマの最終回を見ながら食べる。なかなかにツッコミどころだらけのご都合主義ドラマだったけど、めるるの可愛さだけで完走できた。そしてこんなチープなドラマにもやけに感情移入してしまい、笑えてくる。そんなおれを見て妻も笑う。

その後もたくさん妻と話して、妻が涙をためて「⚪︎⚪︎(おれ)ちゃんは絶対また結婚して」と言い出して、また始まったよいいよそれー!と返したら、

「そして絶対子ども…」と言いかけたところでそれを制止して一緒にわんわん泣いた。そんなこと言うな。そんなこと言わせてごめん。


7月30日(火)

同僚が内部の人間向けにプログラミングの研修を開いてくれたので参加する。途中からちんぷんかんぷんでヘラヘラしてしまって、両手を頭の後ろで組みながら、のび太がやっていような、「分からないよポーズ」をとってしまう。


7月31日(水)

ネットニュースで東京ディズニーランドのスペースマウンテンが今日で最後という記事を見る。リニューアルのようだけど、あのスペースマウンテンにはもう会えないらしい。ベルトコンベアみたいな動く歩道で一緒に撮った写真を思い出す。妻も、あそこは思い出深いねぇと話す。

夜、母の誕生祝いのために妻と待ち合わせをして花を買う。全て妻が選んで可愛くしてくれた。母には内緒だったのに、花屋さんで選んでいる途中で両親に遭遇して笑う。離婚のことは一旦考えずに純粋に楽しんだ。妻は二次会の店を探して案内してくれて、みんなとても喜んでいた。誰も離婚を考えてるなんて思わなかっただろうな。

現実の問題として、家が売れずにローンだけ残っても暮らしていけないので査定を頼むことにした。全く気が進まない。

帰りになぜかドンキホーテでねりけしを買って帰る。


8月1日(木)

webでミーティングするのは性に合わない。すごく疲れる。便利だし、仕方ないけど。

本当に死にたいな。


8月2日(金)

やっぱり辛い時こそ楽しめたほうがいい。変な感じだけど、結婚してたった3年半だけど、楽しかったことは事実だし、妻も同じ気持ちと話している。こういう時に暗くなっていても仕方がない。何も解決はしないけど、楽しくやれていたことは夫婦の良かったところだし、せめてそこは大事にしなければいけない。


8月4日(日)

昨日はお墓参りで両親にまた会い、うちで楽しく焼肉をして、妻が近くのコンビニにアイスを買いに行ったりした。いつもの行動。酔うとみんなの分のアイスを買いに行く。


8月5日(月)

お盆前だからか、朝の地下鉄がいつもより空いている。座れて嬉しい。そんなことで喜びを感じて良いのか?とも思う。

株価も最悪で経済までも追い打ちをかけてくる。離婚したらお金もかかるんだが???

仕事終わりの夜から家の査定に不動産仲介業者がくる。営業担当者自身に離婚経験があり、家も売った経験があるという。私たち2人の様子をみていて本当に離婚するのか、本当にこの家を売るのか、もったいない、複雑だ、などと言われる。こちらのほうがもっと複雑だ。複雑って便利な言葉だ。


8月6日(火)

朝起きて、寝ぼけた頭でさみしいと甘えてくる。

それをいつも通り嬉しいと思う。おれもさみしいよ。


8月7日(水)

妻は今日から友達とタイ旅行にいく。おれは明日から一人で台湾旅行にいく。計画した時はまさかこんなことになっているなんて思わなかったね。

妻、また寂しそうにしている。とても。

仕事終わりに、明日から夏休みという解放感でふらっとすすきのに出て、何度か行ったことのある立ち飲み屋さんに向かう。その道すがら、新しくオープンするというパン屋さんのチラシの写真をとる。絶対いかないのに。

立ち飲み屋さんで、静岡から一人で遊びにきている新卒のかわいい男子と静岡県出身のさくらももこの話をするも、地元の若者にはあまり彼女の偉大さはピンときていないようす。結構飲んでおしゃべりして、「お先に失礼します!」と言って店を出て行った。礼儀正しくてみんなに好かれるお手本新入社員みたいだなと思った。

チェーン店で味噌ラーメンを食べてる帰る。ラードでがっつり野菜を炒めて鍋でスープを沸かす昔ながらの札幌ラーメンが大好きだ。

トリプルファイヤーの新譜を聴きながら適当に歩いて、適当な駅から地下鉄で帰宅。


8月8日(木)

朝から旅行の支度を始める。iPhoneのメモに昔作った旅行用持ち物リストとかあるかなと検索すると、結婚式当日の持ち物リストが出てくる。ウェルカムボード、手作りした造花のブーケ、髪につける飾り、などなど。頑張ったなあの時。

新千歳空港から直行便で桃園空港に着く。今回は安い飛行機とホテルのパックを見つけたからそれを利用した。空港からホテルへ車で送迎してくれるサービスもあってありがたい。同乗したもう一人のおじさんがしきりに運転手さんに話しかけていてうるさい。運転手さんに六花亭のマルセイバターサンドをあげたら喜んでくれた。今回初の謝謝!をいただく。

簡素なホテルに着いて、すぐに周辺をGoogleマップで調べる。夜市が近いから行ってみよう。たくさん食べて胃もたれしよう。

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2024年6月13日から7月26日まで

6月13日(木)

ここ数日、寝る前の妻の脚のマッサージをしながら『かそけきソンカヨウ』をちょこちょことみすすめてきた。とりあえず観ておこうくらいの作品は、マッサージのお供となる。

 

6月14日(金)

隣の席の同期が、ここ数日頑張って作っていた資料をトップに説明したようで、その打合せが終わったあとわざわざトップが同期のところにきて資料のこと褒めていった。そんなことはなかなかないし、何よりおれはその同期のことが好きだから、心から嬉しい。そう思える人と働いていることも嬉しい。それを家で妻に話すと、「そういう君もひっくるめて良い話だね」と言われる。

 

6月15日(土)

Twitterはてなブログの世界で長らく気になっている札幌在住の方に、思い切って飲みませんかとDMをしてみた。このまま話せないのは人生レベルで後悔しそうですみたいな、随分重めのお願いメッセージを送りつける。返事を気にすると何も手につかなくなりそうなので、忘れたことにしていちにちを過ごして、夜に返事をみて歓喜する。

 

6月21日(金)

のんびりしたい。すごく疲れた。

 

6月24日(月)

マンホールカードを集めている父に便乗して2泊で函館に行って帰宅。家族といるのは楽しい反面すごく疲れることも多くなってきた。妻と2人でいることに慣れすぎて、価値観やペースが違うのがストレスになってる。妻に気を遣うということもある。幸い妻とうちの両親は仲が良いし、もし家族の方で嫌なことがあったら素直に言ってくれるから気は楽な部分はあるけど。母がどんどん病弱になってできないことが多くなっている。

妻と2人でぐったりして就寝。

 

6月25日(火)

昨日テイクアウトして食べきれなかったラッキーピエロの焼きそばを食べながら『アンメット』の最終回を観る。素晴らしい物語をありがとうありがとう。

 

6月26日(水)

ナルコレプシーなので脳を覚醒させる薬を飲んでいる。それだけ聞いたらこわい薬だ。朝からコーヒーと薬をキメたからバキバキだ。

残業前に妻とおれの職場の近くのラーメン屋に待ち合わせて行くことになり
「わたしを待たせると許さない😡」という旨の、いつも通り態度が一国の王のLINEがきていたので、急いで階段をおりて、横断歩道を渡ってくる妻を目視しながら超スピードで先回る。悔しそうな妻をニヤニヤして迎える。

帰り道に聴いた『空気階段の踊り場』のアフタートークに久しぶりのRNシナデクロが登場して嬉しい。
それにしてももぐらのリーディングセンスは卓越したものを感じる。シナデクロのメールはもぐらの作品でもあるとも言える。

 

6月27日(木)

定時に出て妻とスープカレーを食べて帰る。家では一緒にYouTubeを見ながら運動。ヘルスケアアプリのあすけんを始めてから少しだけ運動もしてやろうかと思えている。

 

6月28日(金)

先日ありったけの勇気を振り絞ってTwitterの人を飲みに誘って、今日はその当日。すすきのの店で待ち合わせだが、早めに着いたのであたりをウロウロしてみるも、すすきのにただ時間を潰せるような店もなく、近くのローソンに入って翠ジンソーダの缶を買う。簡単をほぐすために歩道で飲み干す。行儀は悪いがここはすすきのだ。ローソンの中に捨てる場所があるか分からず、酒の空き缶を持って入店してウロウロするのもためらわれたので、空き缶がなるべく立つようにしてリュックにしまう。

18時開店の店に18時に待ち合わせにしたのが間違いだった。開店前の店の外で会ってもその人かどうか分からないではないか。そう思いながら開店と同時に店に着く。相手はまだ来ていなくて助かった。店主に案内されカウンターへ。椅子が全部繋がっていてまたがないと座れない仕様に少し戸惑う。

メニューを眺めていると一人のお客さんがやってくる。きっとそうだと思ったけどまだ予約名を言ってないので様子を見ると相手も様子を見ている。店主も少し戸惑いながら様子をみている。いや、さすがにこの状況はそうかと、おそらくほぼ同時に少し笑い出して、はじめましてとなる。おれ(この日記の一人称ってどう書いてたっけ)が序盤たくさん質問をしてしまい、困ったかもしれないけど答えてくれる。頼んだ料理が美味しかったこと、パイナップルはジュースだけでサワーはなかったこと、おしぼりが良い匂いだったこと、もっと話したかったけど遠慮してしまったこと、後半はおれが相手の日記ブログが素晴らしいと思っていることを伝えられた。このことを誰かに伝えたかったけど、それは妻じゃなかった。

 

 

6月30日(土)

朝から妻と『関心領域』を観に行って、カフェで5時間勉強して疲労。ご褒美焼肉でお互いの家族の話などをする。二次会であまり美味しくない餃子を食べる。

 

7月5日(金)

フクヤマと二人で狸小路のテラスで飲む。アーケードの外の急な大雨に驚いたり、アイス屋さんの行列を眺めたりしながらビールを飲む。帰りは街行く男女がマッチングアプリの初回デートかどうかを予想するという低俗な遊びをしながら帰る。

 

7月6日(土)

市内のちょっと良い温泉に両親と兄と妻で出かける。先日函館に行ったばかりなので、家族で出かけることへの新鮮味がない。どういう経緯でこの日程になったのかは忘れた。

妻がホテルをすごく気に入っていて嬉しい。おれは妻が喜ぶととても嬉しい。夕食の後、部屋で少し飲んで、はじめて人生会議(もしもの時にどんな医療やケアを受けたいか、自らの価値観を改めて知り、前もって大切な人と共有しておくこと)をおれの提案でやってみる。市販のカードゲームを買っておいたので、思ったよりネガティブな雰囲気にならず楽しくやることができた。

 

7月7日(日)

温泉から帰って解散した後、妻がふと「お母さんさ、土日温泉で楽しんで、週明け精密検査で憂鬱で、でもさっきとかもLINEして少し元気でてる感じあるよね。
私たちとしてはこういうのが大事なんだろうね。がんばろうね」と言ってくれて、「優しいね」というと「もっともっと優しくしてもらってるから」と。妻は冷静にうちの家族のことを見てくれるし、自分は自分でうちの両親が大好きで甘えていて、このまま良い関係でいられたら良い。

 

7月8日(月)

職場にバランスボールが導入される。4つ共有部にあって、空いていれば使って良いというルール。早速椅子がわりに使っていると、広報の担当者に写真を撮られる。コメントも求められて「た、体感が鍛えられている気がします」とばかみたいなコメントを残す。

 

7月10日(水)

10年以上前に就職して以来、初めて仕事が楽しいと思えてにたのにもうつまらなくなってきた。

『あちこちオードリー』毎週録画しているけどわざわざ再生しない番組として我が家のHDDを圧迫している。

 

7月11日(木)

毎朝行くマクドナルドで店内のモバイルオーダーをするとき、席に届けてもらうかカウンターにとりにいくかを選ぶのだけど、届けてもらうのはわがままかなどと気にする。結局毎日席に届けてもらってるのに。

 

7月13日(土)

地元の遊園地でやっている音楽フェスに数年ぶりに参加。FRUITS ZIPPERが可愛すぎて客がざわついていた。「ザワッ」っていう音が聞こえた。本当に。

レジャーシートで休憩がてら、どう考えても好きではない人気バンドをぼけっとながめる。曲もMCも全く自分には合わず、終始ダサいな…と思っていたのだが、妻が「なんか心が蝕まれている気がする…」と小さい声に出して呟いてめちゃくちゃ笑う。そんなこと言うなという話だけど、共感できすぎて。

トリで初めて観たTHE YELLOW MONKEYに圧倒される。バンドの説得力みたいなものを感じる。これを観れただけできてよかった。

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7月15日(月)

祝日。妻と自転車を漕いでコメダ珈琲に行ってカツパンを食べて少し勉強して帰る。

平和で楽しい。

 

7月19日(金)

妻はあのちゃんのツアーを観に名古屋へ。おれは定例の上司2人と美味しいものを食べる内緒の会。今回は誰も行ったことがないイタリアン。部長が「美味しいなどうかわかんないよ!?ダメだったら早めに切り上げて次いこうね!?」と何度も保険をかけていて可愛らしい。予約時間までまだ時間があるから今日から始まったビアガーデンに寄る。もう6回目の会なのにまだ緊張する。この2人のことはきちんと尊敬しているので。

イタリアンは結局すごく美味しくて、ワインをボトルで3本空けていた。ご機嫌になったおじさん3人は、日本酒の美味しい店へ移動してまた飲む食べる。解散しても物足りないおれは、おそらくもう帰宅したであろう上司をLINEで呼び戻そうとするも既読はつかず。今年の春に一緒に大阪と名古屋に行った時に、2人で飲むのも楽しかったからこのままこの良い気分のまままた飲みたかったんだけど。上司は諦めて、立ち飲み屋へ。隣の若い男と2時間くらい喋って飲んだけど、これが後から思い出すと全然楽しくなくて笑える。LINEまで交換してたのに。お酒こわい。

タクシーで帰って2階の風呂前の珪藻土のバスマットの上で寝ていた。


7月20日(土)

昨夜は妻がいないからと調子に乗って深酒して帰宅したはいいけど、強烈な二日酔いにより午前を潰しす。午後に睡眠外来でナルコレプシーの薬をもらう予定があるのだけど、なかなか支度が進まない。

睡眠外来の待合室は、3人中2人が居眠りしていてらしさ爆発だ。不眠だけではなくて過眠のつらさももう少し広がってくれるとぼくたち生きやすいよね。夕食は自分の機嫌をとるために街中の大きな寿司屋にいった。絶対混んでると思ったのにすぐ入れて嬉しい。寿司はいつも正しい。終盤、香水プンプンの乳丸出し女が隣にやってきたため少し早めに退店。心の中で「こわい大将に怒られちまえ」と思うなどする。

 


7月21日(日)

日曜日1人の朝、『ドキュメント20min.』でドキュメント72時間のスピンオフ的に「赤羽の路上にいつもいる靴磨きのおじさん」を追うという内容のやつを観てしっかりくらってしまう。他人の強い生き方を目の当たりにしたとき、自分はどうだろうかと考えてしまう。

その後、昨日の堕落を取り返すように6時間勉強して、きゅうりを収穫して棘をとってちぎって浅漬けしにして、妻に届いたAmazonの荷物をたくさん開封して梱包を処分して、床と玄関を掃除して、溜まった2人の洗濯をする。あまりに素晴らしい。ライフイズビューティフル。

このまえ、洗面所で支度をしてる時にニュースを見たりするために小さいEcho show(アレクサのやつ)ほしいなと言っていたら、妻が買ってくれた。そしてそれが届いた。妻が名古屋から帰ってきて、アレクサの設定をしていたら、「アレクサにすら優しい口調だ」と笑われる。でもおれが優しく話せる相手は限られていて、基本的には愛想のない人と思われているのだよ。自慢することではないのだけど。

 


7月23日(火)

普段と違う場所で仕事があって、親のマンションが近かったので帰りに寄る。最近なかなか3人で会う機会がなかったので、今後子どもができることはないことを報告する。父は気になっていたみたいで、きっとショックだったと思う。母はもともと孫に興味はないと昔から言っていて、おれたち夫婦のことを気にかけてくれた。告げた20分後には両親とも、「いいじゃん2人でお金と時間かけて楽しく過ごせば」と言ってくれたので、本心はどうあれ、そう言ってくれてとても良い親だと思う。

夕食の時間には、妻がわざわざ親のマンションまでご飯を食べに来た。全然通り道じゃないのに自分だけずるいとか言って来た。妻とうちの両親は、孫と祖父母に見えることがあって、みんな楽しそうにしているところを見るのが嬉しい。


7月26日(金)

夜中に本格的に離婚を切り出される。今回ばかりはもうダメかもしれない。妻が辛そうで、でもおれの気持ちもある。これまでも何度も根本的な解決にならないまま続いてきたけど、もうふんわり誤魔化しながらやっていくのは無理なのか。

どうにかなるか、ではすまない状況に鼓動が速く、強くなる。話し疲れて寝てしまった妻を抱きしめながら、朝方までこれまでのこと、これからのことを想う。

 

2024年4月30日から6月12日まで

4月30日(火)

妻が早起きして朝のワイドショーをみて、声にだしてリアクションしているのを聞くのが好き。

昼ごはんはいつも近くのセブンイレブンなのだけど、なんとなく近くの串鳥のランチに行ってみた。串鳥知ってる?串鳥。ゴールデンウィークでみんな働いていないからか意外と空いていた。初めてだから比較材料がないのだが。メニューは揚げ物の定食しかなくて、今日の夕食は昨日の唐揚げの残りとわかっていたから選択肢が狭まる。

 

5月1日(水)

今日から旅行。早起きし、やや寝不足ゆえイライラしながら支度する。

飛行機で小さい男の子がお父さんに「あのさぁあのさぁ」と話しかけている。あのさあっていつどうやって覚えるんだろう。

中部国際空港に着いてお昼ご飯を食べる店を探す。ひつまぶしはどこかで食べたいと思っていたものの、空港の店は結構高い気がしてひとまず回避して矢場とんを選択。味噌カツ、別に好きではないのだけど浮かれた名古屋っぽいものが食べたい気持ちで入店。大勢並んでいたのにオペレーションが完璧で、あっという間に案内された。久しぶりの矢場とんはとても美味しい。チーズソースもくどくなくておいしい。記憶の1.5倍くらい美味しくて、妻と喜ぶ。これぞ旅行だという感じがする。あと、こういう時に妻と意見が一致するととても嬉しい。

ミュースカイ名古屋市内へ。小沢健二の『ぶぎ・ばく・べいびー』を繰り返し聴く。聴けば聴くほど良い曲に思えてくる。

伏見駅のランプライトブックスホテルにチェックインして、少しのんびりしてから大須商店街に繰り出す。少し雨が降ってくる。ところで、今回の旅行にあたって、Twitterで「名古屋でいくべきところ」を募って、かなり参考にさせてもらった。みな優しいし、良い感じのところを紹介してくれそうで、とてもためになる。

小沢健二のライブのために国際会議場センチュリーホールへ向かう。旅先では土地勘がなければないほど歩ける。霧雨にあたりながらずんずん進む。街の景色をみて指を指して何か話したりしながら。開演時間にも迫ってきたので、途中でタクシーを呼ぶ。おじいちゃん運転手がニコニコたくさん話しかけてきて、流れで「札幌からきたんです」というと、大層驚かれる。そんなに驚かれるとこちらがもっと驚く。会場の敷地内に入ると、窓の外におれの実兄を発見して運転手さんがさらに驚く。妻が兄を見つけたことに高揚して、タクシーを降りてすぐに駆け寄ったはいいものの、その後の会話が続かなかったようで、ただニコニコして無言で戻ってくる。3人で、ライブのお客さん全員に配られるという“秘密道具”の引き換えに行く。中に入っていたネクタイはランダムで柄違いのようだったので兄と交換成立。秘密道具は各々組み立てが必要で、不器用ゆえ苦戦した。3人の席はバラバラで助けは求められないので、隣の席のおじさんのやつをチラチラ見ながらなんとか開演に間に合わせる。小沢健二、ライブを観るのは久しぶりで、というかかなり最近は静かに心が離れていたけど、今日は来てよかった。それでもって、夏の“LIFE30周年記念の再現ライブ”はなんとかいきたい。やっぱりLIFEこそおれの小沢健二なのです。終演後に兄と妻と合流して矢場町の味仙に行く。少し並んでいたけど全然待てる。三人で好きなものを目一杯食べ、よく飲み、よく喋る。何を話したかは忘れた。そういえばこの3人で行動するのは初めてかもしれない。特に違和感はなかった。ニンニクチャーハンが臭くて美味しい。すすむすすむハイボール。0時過ぎに店を出てホテルまで歩く。兄が泊まるウェルビー(パンサー向井のラジオで名前だけは知っている)を通り過ぎて、テレビ塔を見に行く。途中でビールを買って飲みながら歩く。妻に一生懸命何かを説明する厄介な兄をiPhone15 Pro Maxのシネマティックモードで撮しながら歩く。無駄に綺麗な一生見返さない動画が撮れた。ホテルに着いてからのことは記憶がございません。

 

5月2日(木)

当然のように二人ともめちゃくちゃ体調不良。昨夜のことは考えたくない。予定では朝から覚王山のエリアを散歩するところだったが、結局昼前に出発する。日差しが強くてさらにダメージ。おれは少し回復してきたものの、妻は終始不調で、ランチどころじゃない。せっかく楽しみにしてきたのに、日泰寺をウロウロして少しタイを感じて終了。妻とは解散して昼から別行動をとることになっていたので、ここで解散。東山公園に行って、何人もの方から教えてもらった書店「ON  READING」へ。具合が悪いのも忘れてすっかり本気を出して棚に見入ってしまう。少部数発行のものをたくさん抱えてレジへ。Tシャツも買う。袋に包まれているので、店員さんに何度もデザインとサイズを確認してしまう。街の本屋としての佇まいが良すぎてくらくらする。隣のギャラリーで開催中のunpisさんの展示「MY座標/YOU座標」にも迷わず入る。unpisさんはTwitterで相互フォローになっているし、すすきのの新スポットのビジュアルイラストを担当していて以前にも増して親近感を勝手に感じてしまう。

本を買いすぎたので、ホテルに一度置きに行く。一度ベッドに腰掛けるとそのまま外出を拒否してしまいそうな疲労度だけど、まだ絶対にいきたい書店があるので自分を奮い立たせる。金山駅から歩いて10分くらいの沢上商店街の一角にある「TOUTEN  BOOK STORE」へ。昨年末ブックカルテで選書を依頼した若い店主さんが営んでいる書店で、選書の素晴らしさに感動して必ずしや訪問したかった。まず、古くて小規模な商店街に急に現れるのが良いし、周りとも馴染んでいで、これこそ最高の街の本屋だと興奮しきりでした。ここでもオリジナルTシャツと店主さんの著書を買い、選書のお礼を伝えることができた。御書印帳もこの店から始めることにして、良い出会いづくしな書店巡りになった。

夕食の予定を決めずにひたすらうろうろして、ホテルから近い、鯖と青魚の店に入る。冷房が効きすぎた店内のカウンターに座り、メニューを吟味する。青魚が大好きなので心躍るメニューばかりだ。生ビールは好きな銘柄じゃなかったので、エビスの瓶ビールを注文する。若い女性店員さんが、わざわざグラスに注いでくれて少し照れ臭くなってしまう。ただ、料理はさほど美味しくなく、早めに退店。ラーメンでこの気持ちをリセットしようと、辺りで評判が良いお店に行くも、これもイマイチでしょんぼりしながらホテルへ。妻は名古屋在住の友達とスペイン料理を食べたあとにパンケーキを食べてまたもや具合が悪くなっていた。

 

5月3日(金)

頑張って早く起きて名古屋から高速バスに乗る。GWの大渋滞で、予定よりも到着が遅れて腹ペコで目的地の白川郷に到着する。飛騨牛握りだとか、コロッケだとか、観光地らしいものを食べて楽しむ。天気が良くて気持ちがいい。いたるところに小川が流れていて、それを写真におさめる。昨日買った本屋Tシャツも着ていてさらにご機嫌だ。それにしても、白川郷は、村の暮らしの中にお邪魔してる感が満載で、ほかの観光地にはない良さがある。夜の散歩に出たら、街灯がほとんどついていなくて、人もほとんどいない。強制的に静かになって、本当に"喧噪を忘れる"というのはこういうことだと知る。泊っている民宿も温かくて、異世界みたいだ。

 

5月4日(土)

民宿で朝食をいただき、宿泊客5組で村の伝統楽器を演奏させてもらったり、女将さんの踊りを見せてもらう。見たこともない楽器を鳴らすのが上手くいってちょっとうれしい。食べ終わって、集落を一望できる展望台に向かったが、これが思った以上に過酷な山道で、滑落してしまうのではないかと思った。恐怖と疲労でたどり着いたほうが印象に残っていて、景色は写真にたくさん収めた。白川郷から高山市へバス移動して、ホテルに荷物を預ける。ホテルがいい感じのところで妻と一緒に興奮する。妻が喜ぶ姿をみるとホッとする。旅行のリズムが合わないストレスを与えていたらいやだから。高山はやたらと混んでいて、とても古い町並みをゆっくり楽しめる雰囲気ではない。夕食に飛騨牛の焼き肉屋に入るも、何組も待っている部屋が見事に元気な幼児だらけで、その騒々しさにやられてしまう。GWに出かけるというのはこういうことなのだな。焼肉をおいしくいただき、大きなホテルのお土産売り場でたくさん買い物をする。明日の予定をどうするか考えなくてはならなかったけど、お互いに疲れて消灯。

 

5月5日(日)

朝早く、電車で名古屋へ帰る。軽い朝食を買おうと駅の売店に入ると、妻が重めの駅弁コーナーを見ていて、なんだか嬉しくなり、飛騨牛弁当みたいながっつりしたやつを買って車内で食べる。なんだかそれがとても楽しかった。名古屋について少しふらふらしてから空港に向かう予定が、ロッカーの空きが全然見つからず、かなり早めに空港へ。フライトオブドリームズの、なんかシアトルの、なんかアメリカンな感じのところでビールを飲む。のんびりコーヒーも飲む。妻に「うれしそうなとき、ほんとうに顔にでるね。わらってる」と言われる。子どものころからずっとそんなことを言われてこなかったけど、30歳すぎて素直になりましたおれ。行きの飛行機で読み始めた『これが生活なのかしらん』を読み終える。帰宅して買ったものを並べて撮影するまでが実家にいたころからの習わしで、今もそれを継続している。面倒くさいけど、後で見ると楽しい。やっぱり自宅が一番いい。

 

5月6日(月・祝日)

留守中にぐんぐん伸びた畑のアスパラを初収穫して食べる。めっちゃおいしい。フクヤマが賃貸の駐車場に置いたプランターで育てたやつを移植したやつが3年目にして収穫できた。明日、自分がいつもの職場にいることが想像できない。

 

5月7日(火)

自宅が一番いいとか思ったのもつかの間、もう旅行がしたくなっている。こてこての観光がしたい。白川郷、最高だったな。職場でお土産を配るタイミングとかその時になんて言うかとか、それを考えるだけで先に疲労している。社会に放たれるのが向いていない。

とても疲れて帰宅。キムチとチーズとウインナーなどを春巻きの皮でくるんで揚げている。うまいうまい。

 

5月8日(水)

仕事で、自分も少し関わったというか、色々あって最後のシュートだけ決めた案件が、オウンゴールだったみたいな最悪なことが起きた。やってられねえ。悔しい。

 

5月10日(金)

4日しか労働していないのにやたらと疲れた。妻は職場の飲み会なので久しぶりに家に一人。水曜日のダウンタウンのみんなの説をみて一人でゲラゲラ笑う。説のタイトルだけで笑えるのが多くていい。一人で酔っ払って寝た。

 

5月11日(土)

能年玲奈の俳優のんが何かのインタビューで「イケてる20代だった」と言っていて勝手にうれしい。あんたずっとイケてるよ。Twitterを見ていたら「母になってはじめての母の日」みたいなやつが流れてきて、目を潤ませてしまう。今月誕生日の妻に、AppleWatchをあげた。ランニングを始めたからリクエストだった。喜んで設定していてかわいい。我が家の誕生日プレゼントは当日まで待たずにあげてしまう習性がある。

夜、丈夫な妻が苦しそうにしてトイレに駆け込んでいる。

 

5月12日(日)

朝から下痢と嘔吐を繰り返す妻。おれは花粉症で苦しくて最悪。ネットスーパーで風邪っぴき食べ物セットを見繕って買う。少しでも外気を浴びると苦しい。妻は発熱した。

 

5月13日(月)

おれも発熱して二人で仕事を休む。なんなんだ。妻が職場に電話すると、どうやら金曜の飲み会参加者が軒並み体調を崩しているようで、ノロっぽい感じ。ではおれはなんなのか。花粉で発熱?もうなんでもいいけど、大人になって体調が万全な日が一日もないな。ずっと観たかった映画『Winny』を観た。渡辺いっけいが好きです。

発熱で頭がおかしくなったのか、配信アプリのポコチャを登録して横になりながら見始める。虚無。

 

5月14日(火)

妻は元気になり、おれは花粉に苦しみながらも熱は下がったので出勤。

 

5月15日(水)

トリプルファイヤーの新譜はいつでるんだっけか。

 

5月16日(木)

仕事終わりに妻と外食して、気分がよくなってコナンの映画を見にいく。函館でコナンたちが暴れていた。まじっく快斗が好きだったので、ラストにまんまと興奮してしまう。みんなが好きなラブコメ部分はもう心底どうでもいいと思ってしまっているので、大阪の二人の最後のシーンも死んだ顔で見ていた。隣に座っていたギャルが応援上映並みに終始うるさくて、最後はaikoと一緒に歌っていた。

 

5月17日(金)

小沢健二LIFE再現ライブ@日本武道館のチケットが当選している。うれしい。また遊ぶ予定ができてしまった。勉強せねば。

 

5月18日(土)

早朝4時ころ、外で流れている爆音のサカナクションで目を覚ます。なぜ閑静な住宅街の早朝にサカナクションが…と思い窓から外を見ると、お隣さんの庭に若者が二人座っておしゃべりしている。「なんか面白いことやりたいよね~」と、実体のない何かを企てようとしている。とりあえず家の中で考えてほしい。

空気階段の単独公演『ひかり』を観に行く。これまでで一番よかった。笑いの量が多くて幸せだった。ご機嫌で帰って、妻を誘ってカラオケにいく。泰葉の『フライディチャイナタウン』を初めてうたった。

 

5月23日(木)

毎朝出勤前に勉強しているマクドナルドでいつも隣の席にいるおじさん、うつむいてホットコーヒーを一杯飲んですぐに出る。どんな生活を送っているのかな。

 

5月25日(土)

朝から妻とピラティスの体験会に参加する。初ピラは楽しかった。その運動をチャラにするように、ランチにパンケーキを食べた。その後、地上22階のスパに行ってのんびりして、夕食にフレンチへ。去年の誕生日は店選びに失敗したのだけど、今回は大喜びで安心した。

 

5月26日(日)

おれの両親も妻の誕生日を祝いたいとのことでランチへ。その前にチューリップ園みたいなところへ行く。期待していなかったけどたくさんの種類のチューリップに感心しきりだった。

5月28日(火)

子どものころに意味もなくよく行っていた地元の西友とか、ゲームソフトを眺めた電気屋さんとか、あらゆる作品を巻き戻して返却したレンタルショップのにおい、間取りみたいなものが、かなり高い解像度で夢に出てきて怖かった。大事な記憶だけど、急に一気に現れたら怖い。なんだったんだ。

 

6月1日(土)

映画館で『青春18×2』を観る。8月に台北に行くのでわくわくしたけど、後半が完全に蛇足に感じてしまった。清原果耶さんは美しいです。

カネコアヤノのライブハウスツアーへ。バンドメンバーと音の変遷についていけなくなっていた時期もあったので、あまり期待しないで行ったら見事に返り討ちにあってしまう。過去最高だったかもしれない。カネコアヤノが笑っているとうれしいし、怒っていても楽しい。興奮して妻とそのまま飲みに行く。

 

6月3日(月)

仕事終わりに一人で映画『からかい上手の高木さん』を観る。原作が好きで、今泉力哉がドラマと映画を監督して、すべてが最高だった。ドラマも映画も俳優の魅力が溢れていて、幸せな気持ちになる。だけど、終わって明かりが点いたあと、男子高校生の集団が「まじつまんなかった!なにこれやば!!」と口々に不満をあらわにしながら席を立って行った。そうか、君らにはまだ早かったかななどと思いながらその背中を見送る。

 

6月4日(火)

薬を飲んでいても眠い。ナルコレプシー、厄介な病気だ。

 

6月7日(金)

仕事終わりに妻と『ミッシング』を観る。良さが全然わからず疲弊して帰路につく。映画の内容から、我が家の子どもの話に。辛い。うまくいかない。

 

6月10日(月)

月曜から妻を誘って外で飲んで、固いプリンをたべて、家でスラムダンクを観る。あの大ヒット作のやつ。妻は原作も何も知らないので、途中で登場人物の関係性などを尋ねてくるが、おれも全然知らない。ややこしいアンチジャンプっ子だったので。

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6月11日(火)

『遺国日記』を妻と観る。お互いを理解できない人間同士が、それでも尊重し合う物語。今年はなんというか呼吸ができる邦画がたくさん出会えているように思う。

 

6月12日(水)

ちょっと裏のミニ菜園に水をやりにいく妻に「気を付けてね」というと、「ほんとに毎回言うねそれ」とややあきれた口調で言われて「いや、これを言うと事故率が下がるらしいという統計が…」というやり取りを、出会ってからなんど繰り返していることか。

 

 

2024年3月11日から4月29日まで

3月11日(月)

水曜日から2泊で出張なので、通常勤務は今日明日だけ。頑張らねば。

痔なのに下痢で最悪だしこれを打ってて汚くて気分も悪いし。久々に結構な腰痛に見舞われて参る。月曜は否応なしに辛い。

『むかいのしゃべり方』を聴きながら定時に帰宅。今日はあまり人と会話をしていない。そういえば職場、当然に黙祷があると思って油断してたら既に14:55だった。なんでやらねえんだ。もうあの日のことは今の高校生はあまり知らないらしい。もう13年も経っているなら、そりゃそうか。おれが阪神大震災のことをあまり知らないと同じ。

夜、性欲がなさすぎるのが心配で、AVを見てみるけど画面とこちらとの隔たり?温度差がすごい。そっと閉じて猫が犬に甘えてる動画を見て寝る。

 

3月12日(火)

火曜朝のお楽しみ『空気階段の踊り場』を聴きながら出勤。同い年の水川かたまりが父になるとのことで、ちょっとショックを受けている。

職場に早めについて、明日の朝に新千歳空港で食べる寿司屋を調べながら、ドトールの安めのドリップバックのコーヒーをすする。

久しぶりの出張で、内部的な準備に手こずりバタバタしてしまう。なんとか定時に出て、近くの焼き鳥屋で久しぶりにフクヤマに会う。なんとか定時に帰ってフクヤマと焼き鳥を食べる。今付き合っているという彼女の話を聞いていい人そうだと思った。結婚が良いものかは分からないけど、したいならしちゃえばいいのに。

21時、出張の支度をおおむね終えてR-1を最後までみる。初めて楽しんで見られた。街裏ぴんくPodcastを何度か聴いたことがある。あまり笑わなかったけど、こういう人が優勝する大会なのは嬉しい。トンツカタンお抹茶のネタ中の表情が頭から離れない。無許可で音楽を使用してしまい、配信等で見られなくなってしまったというところも含めて好きだ。

巫まろちゃんの生誕ライブを東京に観に行った妻から、無事ツーショットチェキが撮れたとの連絡がくる。写真も添えられていて、系統が全然違うものの、2人ともかわいくてどっちが撮ってもらってる側かわからない出来だ。褒めすぎか。

 

3月13日(水)

空港に早めについて訪問先に渡すお土産を買う。上司には「白い恋人がいいよ、なんだかんだ」と言われていたが、別の上司に大阪には白い恋人の直営店があると聞いて六花亭の詰め合わせにした。

朝からやっている立ち食いのお寿司屋さんに並んで入って、テンションが上がったけど、お寿司は高いのでなかなか思いきって食べられなかった。

保安検査を通った先で今回同行する上司と合流。おれだけ荷物が多くて恥ずかしい。上司は普段クールというか冷たすぎるくらいだが、一滴でも酒を飲めば楽しい人だと分かっているので、夜を楽しみに頑張れる。

飛行機でカツサンド食べたら眠くなって寝る。ANAWi-Fiは全然繋がらなくて、ほとんど暇つぶしができないことが分かる。

大阪に着いてすぐ目的地へ向かい、仕事は17時前に終了。おれは全く活躍できず、上司が色々と進めてくれた。でもいちいち気にしないことにしている。

難波駅から歩いて心斎橋を通り、繁華街のホテルへ。大阪は高校の修学旅行ぶりなので、土地勘が全くない。立ち飲みの「丑寅」→豚足の「かどや」→たこ焼きの「味穂」→立ち食いラーメンの「金龍」と、しっかり食い飲みだおれてホテルで寝落ち。

3月14日(木)

難波ウォークという地下街でおにぎりを2つ買って、ホームでむしゃむしゃ食べる。上司は今朝、俺が深夜に行ったラーメン屋に行ったらしい。

伊勢志摩ライナーに乗って三重県松阪市へ。想像以上に駅舎が古びていて、駅前から少し進むと人が全く歩いていない。地元と同じにおいがする。松阪牛を食べたくて事前にたくさん調べたけど見事に木曜定休だらけで、唯一行けそうなルートのあまり人気のなさそうなステーキハウスに入る。お客が1組しかおらず不安が募る。味は美味しいけど、特別な感じはしなかった。

ちょっと急いで訪問先へ向かい、仕事が終わってすぐにJRで松阪駅に戻って名古屋へ。ほぼ何もしてないけど、帰ってからが大変だろうな。

名古屋への移動中は大きい荷物のせいで座りにくく、大半を揺れながら立って過ごす。もう予定されている仕事はないので、名古屋の東急百貨店の無印で白いTシャツを買って、ホテルでシャワーを浴びて着替える。この無印、前にも来たことがある気がすると思ったが、無印なんてどこも似たような感じか。

上司と待ち合わせをしてビールを飲み始める。昨日は散々仕事の話をしたので、流石に話題を変えようと思ってくれたのか、映画の話をふってもらった。前に朝礼で札幌はスクリーン数が少ないと話したのを覚えてくれていたのだと思う。そこから上司がしっかり映画が好きなこと、お笑いが好きなこと、同じ時期にももクロのファンだったことなどで盛り上がって二軒で解散。なんとなく物足りなくて0時過ぎても開いているラーメン屋を探して入る。名古屋はラーメンへの熱が札幌と違うと思う。繁華街でも夜開いている店が少ない。そして、食べたラーメンが美味しくなかった。気の良さそうなおっちゃん店員が何かサービスしてくれたが覚えていない。2日連続で深酒し、締めのラーメンを食べ、日焼け止めを落としもせずに気絶。

 

3月15日(金)

信じられないほどの二日酔いで名古屋駅付近のモーニングへ向かう。名古屋にいるからモーニングを…という意地でなんとか辿りついて、その時間に居合わせたTwitterのフォロワーさんと一緒に食べた。初対面なのに最悪のコンディションで申し訳なかったけど、知らない職業の話を聞くのは楽しい。

楽天モバイルの通信トラブルでLINEだけ使えなくなり、上司の電話番号を登録しておいてよかったと思う。空港でお土産を買って、上司はお昼ご飯を食べに行った。おれは具合が悪すぎて何も食べられる気がしなかったが、このあとはほとんど移動なので少しでもお腹に何か入れた方が良いという考えで、フードコートであごだしうどんを食べる。思いのほか美味しくて、少し回復する。

帰りの機内ではダウンロードしておいた『映画ドラえもん のび太のパラレル西遊記』を観ながら寝てしまう。

札幌に戻ってきて、夜の予定まで時間が半端なので家には帰らずに、いつもの美容室でヘッドスパをうける。お店に気を利かせてお土産を買ってきたが、それが金沢土産ということにそこで気づく。ヘッドスパはとても気持ちよかった。もし王様になったら毎日これをやってもらいたいなどど、くだらないことを考える。

夜は昔の職場の上司が定年祝いと冠した飲み会。おれは幹事。妻と出会った職場なので、妻も参加者の一人としてそこで数日ぶりに会う。

出張疲れと幹事の気疲れからあまり酒が進まない。それでもその上司には喜んでもらえたようで安心。

帰り道、酔った妻にタックルされてリュックに入っていたお土産のピクルスの瓶が粉々に割れる。リュックがすっぱいし最悪の気分で就寝。

タックルするなあほ。

 

3月16日(土)

市内に住んでいる父親の誕生日を祝いに昼過ぎから出かける。

両親と兄と妻の5人で串揚げをする。開始前に、母の体調が芳しくないことを聞かされる。

 

3月17日(日)

出張やら飲み会やらで胃と肝臓を酷使したから今日はのんびり過ごす。

ザッピングしてて久しぶりにかけたモヤさまが「SDGs探し散歩」とかいってて寂しい気分。

 

3月18日(月)

まったく聴いてないのに頭の中で山崎まさよしの『One more time one more chance』がループしている。しかも“いつでも探しているよ”のところだけ。おれの頭の中のまさよしがいつでもずっと何かを探してる。

出張で仕事がしっかりたまってしまっている。久しぶりに追い詰められているけどまあ、なんとかなるか。

 

3月19日(火)

朝、起きようとしたら「だっこ!」と言われて喜んで布団にもどったらまんまと気持ちよくてまた寝てしまい寝坊。

夜、月に一度係長と部長と3人で美味しいものを食べる秘密の会(3回目)

今日は部長セレクトのお寿司やさん。お寿司は地球を救う。

 

3月20日(水)

昨日はずいぶんご機嫌に酔っ払って帰宅して、妻に訳わからないことばかり嬉しそうに話していたようだ。

その様子の動画を見せられたけど、想像以上にご機嫌な酔っ払いで笑ってしまう。幸せそうな奴だ。

「おししは、美味しかったネ」「トコロデ!?おれのウコンはアル??」「ノリマキ!!おいしかったネ〜」

昼過ぎまで寝て出勤。休日出勤は静かで捗るけど心がすり減る感じもする。

 

3月21日(木)

大谷翔平の通訳の解雇報道に世間と一緒に驚く朝。完全無欠の大スターでも自分以外が起こす問題はどうすることもできないんだな。人生って感じだ。

年度末は忙しいけど頑張る。夜は4月にいなくなる役職の皆さんの送別会。

係長に、「仕事中の愛想が悪すぎる!」「感じが悪い!!」と一次会から言いまくったが後悔はない。

 

3月22日(金)

事務所が移転するため本日最終日。バタバタしながら段ボールに囲まれて昼食をとる。去年の異動してきた初日を少し思い出す。

引越し作業に出張のフィードバックに、疲れた。あれもこれもやることが多すぎる。

帰り道、好きなラジオで好きな曲が流れた。深夜に帰宅して、明日の結婚記念日をどう過ごそうか相談する。前から話してはいたけどなかなか妙案が思いつかず、とりあえずお店の候補だけ絞って就寝

 

3月23日(土)

夕方まで割とのんびりして二人で出発。少し気になっていた『いい人すぎるよ美術館』に行く。前からほかの街でやっているのはSNSでみてて、ほぇー面白そうだなと思ってふらっと行ったのだけど、元気な人たちが考えたそれって感じで少しも刺さらなかった、というか結構キツかった。元気な人たちに「いい人」をコンテンツ化されることの違和感がすごくて、展示の内容も、いい人はいい人だし特に否定するものではないけど、全体的にそれがどうした感があったし、大学生くらいだったら楽しめるのかと思ってしまう。

妻の反応もまさにそのもので、ネガティブな感想を言いながら歩く。

ディナーで行ったイタリアンが美味しくなくて驚愕する。なんとなく嫌な感じで帰宅。必ずリベンジしたい。

 

3月24日(日)

心が寝たきり日曜日だからスキップとローファー最新巻を丁寧に読んでいる。
わたしは美人の村重さんがとても好きですこんな人と友達になりたかった高校時代

来週を乗り切るために何か映画を摂取しようと思い、森田芳光『黒い家』を観る。すごく久しぶりにみたけど、やっぱり良い。西村雅彦の演技が気持ち悪すぎて最高。あと若い頃の内野聖陽って森崎博之にそっくりだ。

 

3月25日(月)

秋にプロ野球スピリッツの新作がPS5で発売されることを知る。ゲームはほぼ野球しかやらないほど好このシリーズが好きだ。

野球そのものも好きだが、選手の人生をロールプレイできるのが楽しい。ちなみに人生で一度もやったことがない。

 

3月26日(火)

少しの残業の後、スーパーで買い物して何か作ろうと思ったのに、いつの間にかカゴの中のものを戻して割引の寿司を買っている。

 

3月28日(木)

仕事が嫌になりすぎて、思い切って残業をやめて妻を誘ってチーズフォンデュを食べに行く。

酔っ払って麻婆麺まで食べて帰ってしまう。少し後悔。

 

3月30日(土)

頑張って8時台に起床。

靴を磨きながらNetflixで『神は見返りを求める』を観る。全く期待してないけど吉田恵輔監督だから観たくて、ながら見で。

どうしてこんなの撮っちゃったんだろうという感想しか残らない。

今日はようやく春と言っても良い陽気だ。こういう気持ちの良い日だと行動ができる。天気に左右されるのは一生治らないのかな。

 

3月31日(日)

寝る前にハイツ友の会解散の知らせを聞いてしまう。残念。もっと見たかった。

何度も文を読んで色々と考えて眠れなくなる。東京で活動をしていれば色々と違ったのではなどと、素人が考えてしまう。

とにかく残念だ。

 

4月1日(月)

新年度。早起きに成功。心機一転がんばる。

事務室の席の配置が変わって、周りに気軽に相談しやすくなった。

 

4月2日(火)

お昼はコンビニのサラダを食べることが多い。それと紙パックのプロテインかおにぎりかスープ。
たまにラーメンサラダも食べるけどこれはサラダじゃない。

 

4月3日(水)

朝、職場近くのカフェで勉強していたら、外に先月まで同じ職場だった上司が歩いていて、目があったから手を振った。
笑顔で振り返してくれて、やっぱりあの人好きだったな。好きな人を増やしていきたい。

 

4月4日(木)

残業に疲れたけど、同僚に助けてもらいながらなんとか進める。お腹が空いたけど、高層階に移転してからコンビニに降りるのも面倒になった。

 

4月5日(金)

小鳥の広場で足を止めて眺めている人は優しい。

ほぼ終電で帰宅。地下鉄の中は酔っ払いだらけ。

握手して別れるおじさん、愛おしい。

 

4月6日(土)

朝から辛ラーメンを茹でて食べる。妻がランニングにハマり出して、おれも参加したいけど腰痛が不安で躊躇している。

まるちゃんが来てる“カオの服”が発売されてネットで即完したらしい。
次のチャンスがあれば絶対に買う。

 

4月8日(月)

残業の前に近くのラーメン屋、野菜500g入った麺抜きラーメン的なものあって迷ったけどつけ麺を選択。
一瞬でもよぎったヘルシー思考を流してしまう。

 

4月10日(水)

そんなに戦争がしたいなら、まずお前とその家族が最前線に行ってこいよ岸田

 

4月15日(月)

歳を重ねるごとに寛容になる部分も多いけど、他人に対して違和感をもったらその切り捨てが早くなっているようにも思う。
良いことのようで寂しいこと。

性欲がなさすぎることで、また落ち込んでいる。なんでなんだよ。

サニーデイサービスのツアーのライブアルバムが出るとのことで嬉しい。いいツアーだったからなおさら。

 

4月18日(木)

妻が朝からルームランナーで走りながらサニーデイサービス を熱唱している。

寝る前にカネコアヤノの新曲が配信されていることを知る。
『ラッキー/さびしくない』タイトルから既に良い。

 

4月20日(土)

センシティブな話を夫婦できちんと話し合う。話ができる人で良かったと思う。

それでも解決できない問題があって、なんとかしないといけない。でも簡単ではない。

何も考えずに穏やかにいきたい。ニコニコ散歩をしていたい。

 

4月21日(日)

何をしていたかあまり思い出せないしメモもしていない。

ちびまる子ちゃんの新しいまるちゃんの声を聞いた。別物ではあるけど、リスペクトに感心した。

Twitterでは様々な意見があった。あくまで感想だし、思ったことをつぶやいてもいい場所だと思うけど、否定的な意見を見るのは何か嫌だと、この日は思った。

 

4月22日(月)

職場用の新しい歯ブラシをもってくるのを毎日毎日忘れてる。

夜、22時過ぎにお互い残業の妻と待ち合わせて仲良く帰る。

寄ったコンビニで、「お腹すいた。忍者飯なら食べてもいいかな」とつぶやいていて愛おしくて笑う。結構しつこく笑う。

 

4月25日(木)

“余命半年の僕が余命半年の君と出会った”というドラマのコピーを見て朝からちょっと笑う。なんじゃそりゃ。

 

4月27日(土)

久々に妻とスーパーに行く。
「一緒にスーパーくるの好き楽しい」って言われてわかりやすく喜ぶ。疲れていたけど、それだけで元気になる。

暖かくて、焼肉をやろうと思いついて買い物を始めたはいいけど、もう夜だし寒いから家の中で窓を開けて室内用のガスのやつで焼く。

結局5,000円以上かかったけど、まあいいかとなった。

少し胃もたれしながら就寝。

 

4月28日(日)

両親が静岡旅行のお土産をくれるというので妻と一緒に街中で食事をする。

思った以上に大量にさくらももこ関連のお土産を買ってくれていた。

その後は出勤して5時間くらい頑張った。プレゼン資料は概ね仕上げられたけど、来週2日休んで旅行に行くのでそれは少し不安。

20時から10年以上の付き合いになる男2人と酒を飲んだ。そのうち一人は年下で、もう2人子供がいる。もう一人は同い年で、今年の元日に結婚して、もう子どもができたらしい。その手の話になった時、前ならおめでとう!と素直に言えたのに、最近は少しできなくなっている。

それがすごく嫌だ。その後少し経ってから、流れはあったものの「不妊治療をしている」と言ってしまったことをすごく後悔している。

言った直後にハッとして雰囲気を壊さないようにしたけど、あれは完全に間違えた。

それでも、会は楽しかった。何年経ってもたまに会ってゲラゲラ話せる相手がいるのは良いことだ。

 

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4月29日(月)

祝日。

朝ごはんを食べながら、『ザ・ノンフィクション 結婚したい彼と彼女の場合 ~令和の婚活漂流記2024~ 後編』を観る。

進藤(仮名)さん、素直で純粋で応援したくなる。ああいう人は絶対に大丈夫だと思う。

妻は、15km走って帰ってきた。はじめて日が浅いのにどんどん距離が長くなる。すごいポテンシャルだ。

おれはまた休日出勤。夜は妻が唐揚げを作ってくれるらしい。

 

 

2024年2月27日から3月10日まで

2024.02.27(火)

浜松町のホテルを出て下北沢へ行く。

久しぶりに降り立つ下北沢にウキウキした。お気に入りの映画『街の上で』の舞台なので、ちょっとした聖地巡礼気分だ。何かの聖地巡礼ってしたことないかもなぁと思いながら歩いていたけど、昔モヤさまのロケ地巡りをしたことがあった。それは聖地巡礼とは違うのか。わからん。

自分の中で下北沢っぽいと思っている、本多劇場、ヴィレバン、珉亭、カレーの店・八月をぶらぶらして、目当てだったBONUS TRACKへ向かう。保育園があって、公園で元気に子どもが遊んでいる声がして良い。

珉亭もカレーの店・八月も臨時休業だったから、BONUS TRACKの中のカレー屋さんに入ってスリランカカレーを食べる。店員のお姉さんとお兄さんの会話が可笑しく、心地よい。ビールを一本空ける。

隣の本屋B&Bは、独立系書店の総本山みたいだなと勝手に思う。素敵で楽しいけど、少しとっつきにくいというか、そのおしゃれな雰囲気に勝手に圧倒されてしまう。タブレットで店内の絵を描いてるお姉さんがいて、素敵だったからほかにも描いてるのかとかSNSで見られるのかとか聞きたかったけどおれには無理だ。旅先だったらもっと大胆になってくれても良いのに。

本命は同じ施設内にある日記屋「月日」で、30分くらい棚を眺める。手にとってパラパラ吟味して、6冊とお店のトートバッグを買う。「札幌から来たんです。前からずっと来たくて」の一言がいえず、普段より少し愛想が良いくらいの表情をするのが精一杯で、ほんとにおれの奴って…と少しがっかりする。

強風で凍えそうになりながら、月日で買った代田ブランドを飲みながら駅に戻る。

羽田に着いて、妻と職場にお土産を買う。旅行者でも出張サラリーマンでも、袋にいっぱいのお土産を持っている姿はいつみても愛しく感じる。

買い物を終えるとドッと疲れが襲うも、意地でゲート内の立ち食い寿司に行っておまかせ5貫をビールで流す。寿司はいつでも優しい。

機内サービスで飲み物を手渡してもらうとき、組んでいた脚をいったんくずす、みたいな小さいことを死ぬまで大事にしたい。

 

2月28日(水)

風呂の時計が13分進んでいる。この前まで10分だと思っていたのにいつのまにかさらに進んでいる。

シャワーを浴びながら柴田聡子の新譜を聴く。まだあまりピンとこないし、多分自分の中で今までを越えてこない気がする。

空気階段の踊り場を聴きながら、普段より少し早く出勤する。東京にイヤホンを忘れて行ったから昨日に聴けずに一日遅れ。オープニングのもぐらのフィリピン話が面白い。

 

2月29日(木)

ピエール中野はイヤホンを作ってないで配偶者をどうにかしてくれ。表現者じゃなくて経営者、プロデューサーとしての仕事をまっとうするようにしてほしい。若い才能と未来を預かっているのだから。

通勤。夜中に降ったふわふわの雪がツルツルだった路面の滑り止めになっている。

夕方、野球に全く興味がなさそうな上司が「大谷翔平結婚した」と呟く。驚いてスマホを見ると妻からもその報せが届いていて笑う。結婚報告の文に「日本人女性と」と書いてあって良いと思った。意図はないかもしれないけど、性別をあえて書いているのがよい。日本は法的に同性婚できないけど、彼はアメリカ在住なので。

コロナ下で会っていなかった高校の先輩と久しぶりに会う。タイ料理でたくさん喋った。サニーデイサービス のこと、小沢健二からちょっと離れているけど5月のツアーには行くこと、映画のこと。そこにマウンティングがなくて安心する。

先輩と一軒で分かれて、一人で立ち飲み屋へ。隣にいた年上の女性二人とその隣の20歳の旅行大学生男子と盛り上がって終電を逃す。久々のタクシー帰りがまさか知らない人とのお酒によってもたらされるなんて。

 

3月1日(金)

二日酔い。全く元気が出ないまま金曜を乗り越える。

寝る前の日課となりつつある、妻の脚のマッサージ30分。いつもは映画を観ながらやるけど、今日は愚痴を聞きながら施す。妻、にこにこになったあと、見事に寝る。

眠れないからラジオの続きを聴く。『空気階段の踊り場』昔ほど面白くなくなってきたけど、久しぶり心が踊る。もぐらのフィリピン旅行の話がすごい。記憶力どうなってるんだ。

 

3月2日(土)

ドキュメント72時間』札幌 雪道を走る灯油配達車の回を観ながらミスドのドーナツをかじる。ニコニコの若い配達員さんがかわいい。

「なんとか自分で生きていくしかないんで」

「不便な時代に生まれたんでね、いつも満足してますよ」
「なんの後悔もありません。いつ人間をやめても大丈夫です」

「やっぱり人間って弱いべや」
「なんか、さみしいっていうか」
「少しでも幸せだったらいいよ」
「なんか良い事あるべや そういう感じです 釣りしてぇな」

昼過ぎ、勉強しようと椅子に座るもスマホが手放せない。弱い。ネットでオーダーしていたスーツが2着届く。もう少し落ち着いたスーツを作ろうと思ったのに、いつのまにか細めでカーキの生地を選んでいた。フォーマルな場に着ていけるスーツがない。

夕方、柴田聡子の旧譜を聴きながらシャワーを浴びる。新譜がすごく褒められているけどまだ心に入ってこない。

シャワーから上がってベッドでゴロゴロ。洗面所から妻がかける大森靖子のインスタライブみたいなのが聞こえてくるけど、ほぼ何言ってるか分からん(内容的に)。

思い立って二人でよく行く焼肉屋さんへ。寒かったし、なぜか美味しくなく感じる。おれの発案でカラオケに行く。岡村靖幸小沢健二を誇張しながらふざけて歌う。ふざけた方が上手に歌えることが分かる。藤井風の『花』を初めて歌ったけど楽しい。あのドラマ好きだった。

 

3月3日(日)

「昼寝したいからそばにいて」と言われて、布団に包まる妻の隣で下北沢の日記屋さんで買った日記本を読む。お腹に乗せられた妻の手がポカポカで気持ち良くて、一緒に寝てしまう。

 

3月4日(月)

あまり満足感のない土日を過ごしてしまったことを悔やむ月曜の朝。
平日に、時間があればこれをやりたいなどと考えていたことは、休日に時間ができても大抵自分が動いてくれない。あるあるですか。

先週から乾いた咳が続いていて、なんか嫌。

夜、妻に「人に何かしてあげたいと思える唯一の人間」と言われ、喜ぶ。喜びがあふれてすぐ顔に出る。

 

3月5日(火)

妻が好きなZOCの巫まろちゃんがアイドルを辞めちゃうから、来週の生誕祭のチケットをなんとしても確保したいとのこと。即完したけど妻がちゃんと買えた。おれも嬉しい。推しは推せる時に推せというのは本当だ。こんな時だからよく響く教訓。推しがいるっていうのは羨ましい。

 

3月6日(水)

持ち株がストップ高になる。久しぶりだ。

 

3月7日(木)

Twitterで流れてきた「ダイヤモンドの功罪」という少年野球の漫画が面白くて電子で買う。機微が上手く描かれている作品はどんなジャンルでも面白い。

 

3月8日(金)

久しぶりに『おぎやはぎのメガネびいき』を聴きながら出勤。話ている内容が相変わらずひどくて安心する。ダイナマイトエクスタシーとかヤレる総選挙とかは、さすがにもうやめたのかな。

昼、鳥山明の訃報に呆然とする。妻にLINEで言ったらそもそもおれが好きだったことを知らず、あまりピンときてない様子。周りから聞こえる昼休みの雑談レベルの訃報の話、今は耳を塞ぎたい。自分だけの気持ちをスマホで書き出す。

夜、前の職場の先輩後輩と3人で飲む。素敵な良いお店だった。楽しかったけどもう少し飲みたい気分で別れてしまう。こういう時、「もう一軒いきましょう!」と言える日とそうでない日がある。何が違うんだ。

最寄り駅で妻と待ち合わせて中華を食べる。明らかに食べ過ぎだ。店内ではドラゴンボールの主題歌が続けて流れていた。書きなぐった自分とドラゴンボールの思い出をTwitterに投稿する。文がめちゃくちゃだがそんなことはよい。

寝る直前にTARAKOさんの訃報に触れ、受け止められないまま眠る。

 

3月9日(土)

やっぱりTARAKOさんは亡くなっていた。鳥山明といい、自分の子ども時代って本当に終わってるんだなと、当たり前のことを思う。

なんとなく尻が痛い。もしやと思い触ってみるとイボ痔らしきものが。生まれて初めてのイボ痔。恥ずかしくて痛い。痔にはボラギノール?動くのがいやでデリバリーのサービスでボラギノールを配達を頼む。

明日映画と焼肉のデートに行こうと誘い、約束を取り付けて喜んでいたら「遠距離恋愛じゃあるまいし…」と苦笑される。いいじゃん。

 

3月10日(日)

昼過ぎから一人で図書館に行って勉強。前と同じ人がまたセブンイレブンのミックスオレを飲んでいる。

待ち合わせて妻と映画。『夜明けのすべて』ちゃんと間に合ってよかった。優しくて素敵な映画だった。妻も気に入っていて嬉しい。そのまま焼肉へ。レモンサワーが卓上のサーバーから出るお店で酔っ払う。楽しいね楽しいね美味しいねと言って食べる飲む。

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